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少林寺所在地の小中学校、武術の授業を開設

2017年 12月 9日19:09 提供:新華網日本語

「推(押す)」「挑(振り上げる)」「劈(振り下ろす)」「掃(横に振り払う)」…これは河南省登封市のある小学校で、4年生の子供たちが少林寺武術の「少林棍」を練習する授業の光景だ。

少林寺武術で有名な登封市は、「カンフーの郷」として国内外でその名が知られている。地元民のほとんどは、武術の型の幾らかを操ることができる。長きにわたり、少林寺武術は中国内外の多くの観光客を引き付けており、2006年には第1次国家級無形文化遺産リストに登録された。

少林寺武術の伝承とさらなる発展を図り、同時に学生の体質強化のため、登封市は長年にわたり、小中学校で少林寺武術の授業の開設を試みてきた。普段は毎週2時限の授業を行い、少林寺武術の代表的な拳法である小洪拳、少林連環拳、七星拳などを教えている。

学生にとって、武術を学ぶことは体を強くし健康を保てるだけでなく、入学試験にも役立つ。登封市は早くも2010年に、少林五歩拳を高校入試体育試験の必修項目に組み込んでいる。今後、この伝統はなお継続していくだろう。

少林寺武術を活用した教育モデルを構築するため、登封市は2016年に嵩山文化と少林寺武術を取り入れた小中学校用の地方教材の編集を開始し、2018年には嵩山文化と少林寺武術の学校でのカリキュラム体系が確立される見込みだ。

登封市は今後、ハイレベルな武術教育基地を建設する計画だ。それは高等武術教育を積極的に発展させ、武術教育のレベルを引き上げるのと同時に、武術学校の管理をより規範化し、武術学校の資源を統合して、少林寺武術教育の国際ブランドを育成することを目的としている。

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