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社会

北京地下鉄房山線、スマホによる乗車試行がスタート

2017年6月27日 17:06
 提供:新華網日本語

スマホをかざすだけで地下鉄に乗車できるシステムの試行が、北京地下鉄房山線で26日スタートした。モバイル決済が北京地下鉄に参入することになり、スマホにも一定の条件が科せられることとなった。北京日報が報じた。

北京地下鉄は、「スマホをかざすことで地下鉄に乗車するシステムは、実際には北京交通ICカード『一卡通』とスマホとのタイアップによる」と説明している。利用者は、指定のアプリをダウンロードすれば、オンラインによる「公共交通カード」へのチャージが可能となり、チャージが可能な場所にわざわざ出向いて列に並んでチャージする必要はない。

注意すべきは、利用者は最初に、自分のスマホが「公共交通カード」に対応しているか否かを確認しなければならない点だ。今のところ、小米(シャオミー)、華為(ファーウェイ)、三星(サムスン)、努比亜(Nubia)、一加(OnePlus)、魅族(Meizu)などNFC機能(かざして通信)が備わった約160モデルが対応可能となっている。アップルiPhoneには、この機能は備わっていない。

スマホにNFC機能が付いているほか、スマホのモデルによって開通・利用方法が異なってくる。たとえば、小米5s、華為P10、サムスンGalaxyS8Plus、魅族Pro6Plusなどのスマホは、工場出荷時点で「公共交通カード」機能が備わっているため、ユーザーは「北京一卡通」アプリ、もしくはそれぞれのスマホ機種が指定するアプリをインストールするだけで利用可能となる。その他の機種のユーザーは、通信事業者の事業所に出向き、SIMカードを「公共交通カード」機能が備わった「NFC-SIM一卡通」SIMカードに交換してもらえば、開通・利用ができる。詳細については、微信(Wechat)の「北京市政交通一卡通」公式アカウントに登録して情報を得ることができる。

(人民網日本語版)