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社会

「復興号」、中国の高速鉄道がトップを走る新たな征途を切り開く

2017年6月27日 15:06
 提供:新華網日本語

新華網上海6月27日(記者/周琳、賈遠琨)中国標準動車組(新型高速列車)「復興号」が6月26日、京滬高速鉄道線で正式に双方向での初運行を開始した。「復興号」は中国鉄路総公司が先頭に立って研究開発し、完全に独自の知的財産権を持ち、その技術が世界のトップレベルに達しているという。これは中国の高速鉄道がトップを追いかける歴史に別れを告げ、トップレベルの地位へと進む新たな征途を示しており、更には中国人研究者の世界の科学技術強国になるという目標に向けた大きな一歩を意味する。

「復興号」の投入は、中国の高速鉄道発展史を力強く描写する一幕だと言える。動車組の牽引・ブレーキ・ネットワーク制御のシステムにおける全面的な自主化を初めて実現させたことは、中国の高速鉄道がコア技術の全面的把握をすでに成し遂げたことになる。重要基準として定められた254項目のうち、84%が中国の基準に基づいている。

「復興号」中国標準動車組の研究開発プロジェクトは、国家の重点支援プロジェクトであり、国家の「第12次5ヵ年規画」戦略的新興産業模範プロジェクトに組み入れられている。特に中国共産党第18回全国代表大会(「十八大」)以来、一連の科学技術体制改革の取り組みが打ち出され、イノベーション・創造を制約する障害が力強く打ち破られて、中国の高速鉄道が自主イノベーションを実現するために良好な制度的環境が作り出されてきた。

(新華社より)