第3回BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）環境相会議が23日、天津で開かれました。同会議の中国開催は今回が初めてです。

李干傑・中国環境保護省党組織書記が会議を主宰し、中国政府による、環境質改善を核として、最も厳格な環境保護制度を実施し、大気、水質、土壌汚染の予防と改善を同時に進める動きを明らかにしました。

李書記は、「現在、世界は気候変動、環境悪化、資源危機や深刻な自然災害などグローバルな環境問題に直面し、国際環境ガバナンスシステムは新たな試練に立ち向かっている。BRICS国家間の環境面での協力強化は、BRICS首脳会談の成果を充実化させ、地域と世界の生態環境が直面するチャレンジに共に立ち向かう有力な支えを提供することになる。交流と対話を一層増やし、空気質改善、水質と土壌環境の管理、生物多様性保護など重点分野における経験を分かち合い、互いのニーズに対応し、グローバル環境問題解決の最善策をシェアし、都市の持続可能な発展を推し進め、実務協力を展開して、互恵関係を実現したい」との希望を述べました。

会議では『第3回BRICS環境相会議天津声明』が発表され、『BRICS環境持続可能都市パートナーシップ提議』が可決されました。（怡康、謙）