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春分の養生:酸味を控えて甘味を増やし脾の気を養う

2017年 3月 20日15:36 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 今年の3月20日は二十四節気の春分である。「春分なるもの、陰陽半々なり。ゆえに昼夜均しくして寒暖平なり。「分」という字は昼夜、寒暖の境い目を表すものである。この時になると太陽の黄経は0度で、太陽の位置は赤道の上にある。農暦の中で「斗が壬を指すと春分となり、周天を行き、南北2半球の昼夜は均分され、また春の半でもあり、ゆえに春分と言う」ともいわれている。

  春分の日を境に昼夜はほぼ同じ長さになり、彼岸の中日と一致する。人体の陰陽のバランスを保つことは養生の重要な法則の一つ。身体の陽の気もゼロからプラスに変わっていく。同時に春は怒りの感情が強くなってくる。しかしすべての物事が始まる春だから、怒るほどのパワーが出てくるのも自然なことだ。

  

  唐の時代の薬学王の孫思邈は「春の日は酸味を省き甘味を増やし脾の気を補うのが宜しい」と述べている。中医学では脾や胃は後々の健康状態の元になると考えられているため、春は肝臓に影響し肝の気が旺盛だと脾を傷めるので、春は甘味のものを多く食べ酸味のものを少なくして脾を補うようにしよう。

  ナツメ、おこげ、ヤマイモ、ニラ、ホウレン草、ナズナ、鶏肉、鶏肝などの甘いのものがお勧めだ。

  また、トマト、レモン、ミカンなどの酸味のものを食べるのは少なめにしよう。