一年一度の「両会議」（全国人民代表大会、全国政治協商会議）がまもなく開幕します。

会議には、各地の全人代代表、及び社会各分野の代表である政協委員が北京に集まり、共に国政を議論し、国家の発展について討議を繰り広げます。

会議を迎える北京の一般市民らは、自らと社会の発展に関し、どのような議論を期待しているのでしょうか。街中でインタビューを行うと、様々な声が聞かれます。

市民が最も注目しているのは、環境整備の問題のようです。市民からは、「環境保護に関する検査監督を強化し、一般市民に新鮮な空気を届けてほしい」という声が聞かれました。次に注目を集めるのは、不動産価格の高騰の問題です。市民は、「不動産価格をさらにコントロールして、すべての一般市民が住宅を手に入れられるようにしてほしい」という声が聞こえてきます。

そのほかにも、医療改革や教育の平等、貧困撲滅、汚職取り締まりなどの話題について、市民らは様々な意見を持っています。

2017年は中国政府が「十三次五ヵ年計画」を実施にあたり。非常に重要な一年であり、中国政府がサプライサイド構造改革を深化させていく一年でもあります。その中で、一般市民らも、一年一度の「両会議」開催に強い関心を持ち、自らと国家の発展に利する政策の発表に期待を寄せています。（雲莎、む）