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楊振寧、姚期智教授が外国籍を放棄して中国科学院院士に転籍

2017年 2月 22日15:00 提供:新華網日本語

新華網北京2月22日(記者/董瑞豊)記者が中国科学院学部工作局から得た情報によると、中国科学院の外国籍院士、楊振寧教授と姚期智教授の2人は『中国科学院規則』及び『中国科学院外国籍院士の中国科学院院士への転籍暫定弁法』に照らして、中国科学院院士に転籍した。

2016年末、外国籍を放棄して中国公民となった中国科学院外国籍院士の楊振寧教授と姚期智教授の2人は相前後して『中国科学院規則』の規定に従い、中国科学院院士への転籍を申請していた。

外国籍院士の中国科学院院士への転籍申請は学部史上、初めてで、先例と手続きの依拠がなく、中国科学院学部主席団はこれを高度に重視し、慎重な審査を通じて深く検討し、『中国科学院外国籍院士の中国科学院院士への転籍暫定弁法』を特別に制定した。

楊振寧院士は20世紀1950~60年代にゲージ理論における「ヤン・ミルズ理論」、可解模型の「ヤン・バクスター方程式」などの業績がある。李政道氏と素粒子間の弱い相互作用におけるパリティ非保存に関する共同研究を行い、パリティ対称性の破れが存在することを示し、1957年にノーベル物理学賞を受賞した。

姚期智院士はコンピュータ科学及び量子情報科学の研究に長期的に取り組み、通信の複雑性及び擬似乱数生成のコンピュータ理論を確立した。現代暗号学の基礎を形成し、複雑性に基づく暗号学及び安全な形式化の方法においてその基幹となる貢献を果たした。路線の複雑性、コンピュータ幾何、データ構造及び量子計算などの分野の開放性をめぐる課題を解決し、新しい規範を築いた。2000年にコンピュータ科学分野の最高峰となるACMチューリング賞を受賞した。

(新華社より)