医療費や、基本医療保険基金の運営圧力増加に対応するため、中国は予算の管理を強める措置を打ち出しました。

中国財政省は20日「今年から基本医療保険基金の収支予算管理を強める。各地は収支予算を合理的に作り、法に基づいて十分な医療保険料を徴収し、個人の医療保険用口座の支出を規範化し、待遇支給政策を改善し、基金の均衡化を堅持する」と明らかにしました。

中国の基本医療保険制度が制定されて以来、カバー範囲が広がりつつあり、保障のレベルも次第に高まっており、医療保険加入者の需要の確保、国民健康レベルの向上などで重要な役割を果たしています。しかし、医療費の不合理な増加、基金運営圧力の増加などといった問題が存在しています。医療費の増加は、政府の資金投入の効果を帳消しにするばかりか、社会と個人の負担を大きくしています。

中国財政省は基本的な医療保険基金の収支予算管理を強め、医療費の不合理な増加を抑え、個人の負担を軽減させ、基本医療保険制度と基金の継続的運営を確保することを求めています。（殷、kokusei）