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「恋愛保険」は単なる話題づくり?カップルの98%は3年以内の付き合い

2017年 2月 17日10:07 提供:新華網日本語

バレンタインデーの到来にともない、アリペイ(支付宝)が出した「恋愛保険」が、幸せいっぱいに仲の良さを周囲に見せつける芸能人カップルらを一蹴して、一躍トップニュースとなり、バレンタインの新たな「ネット人気者」となった。バレンタインデー当日、アリペイの「恋愛保険」に加入した人は1万5千人を上回ったという。中国青年報が伝えた。

「私たちは、大学時代から付き合い始め、交際期間は3年になる。二人の関係は安定しており、3年満期の恋愛保険に入った。3年後にはかなりの額の満期配当金を受け取れる見込みで、まさに『ハイリターン ノーリスク』でとても斬新」と話す楊穂さん(仮名)は今年のバレンタインデーに彼の愛情に保険を掛けようと495元(1元は約16.6円)の恋愛保険に加入した。

アリペイの「恋愛保険」には、掛金99元、297元、495元の3タイプがあり、消費者は好きなタイプを選ぶことができる。購入日の3年後からは13年以内ならいつでも購入者が愛するパートナーと婚姻届けを出した場合、祝い金を受け取ることができる。祝い金の額はそれぞれ、1999元、5997元、9995元だ。

実際のところ、恋愛 結婚をセールスポイントとした保険は、2年前から市場に登場している。中国人寿、安心保険、太平財険などの保険会社はいずれも、この種の保険を取り扱っている。中国人寿の保障内容には、1万本のバラと1万元の人身事故傷害保険が含まれている。ある保険会社は、婚姻届けを出した購入者に対して、0.5カラットのダイヤをプレゼントするとしている。名前は「恋愛保険」だが、この種の保険は愛情を保障するためのものではなく、結婚が素晴らしい「事故」として取り扱われている。メディアの調査によると、国内で売り出されている多くの「恋愛保険」商品は、実は「愛情」という仮面をつけた普通の保険であり、配当がつくタイプの従来の保険と本質的な違いはない。