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「星の子供たち」や森さんなどが中日友好コンサートに集い、中日国交正常化50周年を音楽で記念

2022年 11月 21日17:26 提供:東方網

  中日国交正常化50周年の記念に、上海市曹鵬公益基金会、上海曹鵬音楽センターが主催し、上海市人民対外友好協会、日本国駐上海総領事館、上海市欧米同窓会が後援する中日友好コンサートが20日、東方芸術センターで開催された。天使知音サロンの「星の子供たち」、上海城市交響楽団、上海吹奏楽団、在上海日本交響楽団、中日合唱団など、中日両国の音楽愛好家約200人が出演した。 

  上海吹奏楽団と天使知音サロンの「星の子供たち」の演奏 

  挨拶する上海市人民対外友好協会の陳靖会長

  コンサートの始めに、上海市人民対外友好協会の陳靖会長と日本国駐上海総領事館の赤松秀一総領事がそれぞれ挨拶をした。陳会長は、「この半世紀、両国の関係は各有識者の共同努力で前に進んでいる。音楽は国境を越えて心の交流をする架け橋だ。今日ここで、音楽によって中日国交正常化50周年を記念することは非常に有意義だ。出演する中日双方の音楽団体と音楽愛好者、そしてコンサートの開催に尽力された97歳の高齢の曹鵬氏に特別な感謝の意を表したい」と述べ、公益事業への奉献と情熱、民間友好に愛を奉げる人々に感謝した。 

挨拶する赤松秀一総領事

  赤松秀一総領事は、「2007年の中日国交正常化35周年の際には、上海市曹鵬公益基金会の曹鵬栄誉理事長と曹小夏栄誉副理事長が、日本側の音楽団体と縁を結んでコンサートを開催した。そして15年後の今、中日両国の音楽愛好者が集まり、音楽を通じて中日両国の友好を示すのは貴重だ」と述べた。 

森さん

  コンサートは上海日本人などで構成された上海吹奏楽団が演奏する世界で最も長い英語単語が曲名の『Supercalifragilisticexpialidocious(すごくいい)』で、幕をあけた。続いて舞台には数ヶ月前にウィチャットの視頻号で『上海の風』をアップした森さんも登場。森さんは、「こんな大きな音楽ホールに出演したのは初めてで、中日友好のために微力ながらも貢献できればうれしい」と語った。 

  ブラスバンドの演奏 

  「星の子供たち」が現場の観衆らと一緒にダンス

  この日、最も注目を集めたのは天使知音サロンから参加した「星の子供たち」だ。子供らは音楽に囲まれた環境の中で外部との交流のルートを築き、自分の心を開けることを学んだ。今回はこのコンサートのために一生懸命に練習して、中日両国でよく知られているブラスバンドの演奏や合唱を披露。さらにダンスも発表して会場の観客と一緒に踊って交流し、公演の雰囲気は大いに盛り上がった。 

  97歳の指揮家曹鵬氏

  最後の一曲は97歳の指揮家曹鵬氏が指揮するベートーベンの『交響楽第9番第4楽章(歓喜の歌)』で、中日の音楽愛好者のすばらしい演出がコンサートを盛り上げた。曹鵬氏は記者の取材を受けて、「ベートーベンのこの曲を選んだのは、ベートーベンが数百前に世界の人々はみな兄弟のように愛しあうべきだと伝えたからだ。私は世界の平和に期待している。中日両国は一衣帯水の隣国で、現在のようないい局面を維持することを希望する」と述べた。 

  観客に感想を聞いたところ、このうちの藤田さんは、「『天使知音』の子供たちによる自然な演出はすばらしい。音楽で心をオープンにして、われわれの心を感動させた。純潔で美しいと思う。97歳になる曹鵬先生が指揮をして社会に貢献していることは、音楽が国境を越えるものであり、中日人民の友好交流の大切さを多くの人に実感させただろう」と興奮気味に語った。

  また陳祖恩さんは、「コンサートの最後にベートーベンの『交響楽第9番第4楽章(歓喜の歌)』を選んだのは非常に有意義だ。中日友好のコンサートとして、同曲の演奏は両国の民衆は調和の取れた中日関係を期待しており、歓喜が永遠に平和の生活のテーマだということを示したと思う」と語った。

  (曹 俊)