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ソニー中国董事長高橋洋:上海の優秀なビジネス環境は企業発展の最も良い土壌

2022年 1月 27日15:49 提供:東方網

  高橋氏の上海との縁は90年代からだ。この都市で12年間生活を送り、中国の改革開放と上海の急速な発展を経験した。中国文化に興味を持つ彼は北京大学で勉強したことがあり、中国語はペラペラ。Wechatでの名前は「老高」(高さん)で、身の回りの普通の「おじさん」のよう。ソニーの社員も親しみを込めていつも「老高」と呼んでいる。

  ゼロからソニー中国を起業したことが一番忘れられない

  高橋氏は東方網の記者の取材に応じて、「ゼロからソニー中国を起業したことが一番忘れられないです」と、昔のことを思い起こした。

  1994年に彼は初めて仕事のために上海に来た。当時、ソニーの製品は中国で非常に少なく、ソニーブランドを知ってる人もほとんどいなかった。そういう時代に高橋氏はソニー上海工場の開設に取り込んで、ゼロから社員を募集したり、会社の規定などを決めたりした。さらに、全中国を走り回って、ドアをノックすることから始めて現地のディーラーと知り合い、販売ルートを開拓していった。「この時期の記憶は私にとって一番印象深いです」。

  2016年、高橋氏は再び上海に派遣されたが、その時にこの国の大きな変化を深く感じたという。「特に上海には、先進的なビジネス、文化と生活スタイルがあり、インターネットと科学技術の発展も人々の生活に便利さを与えました。この大きな変化には驚かされました」。

  2018年以降、高橋氏のリーダーシップのもとで、多くのソニーハイテク製品が中国市場で発売された。例えば、8 Kスマートテレビ、国際大賞を受賞したノイズ低減イヤホン、次世代ゲーム機PS5などで、いずれも中国の消費者に好まれた。2018年~2020年期間、ソニー中国の上海での納税額は過去最高を更新し、2022年には、上海市に著しい貢献をしたことが評価されて「白玉蘭栄誉賞」を受賞した。

  中国に根を下ろし、長期的な発展を目指す

  2019年以降、ソニーは改めてクリエイティブ エンターテイメント カンパニーを目指し、中国で動画、音楽、ゲーム、アニメなど多くの業務を積極的に開拓してきた。高橋氏は、「我々は90年代の製造業から現在のエンターテイメント産業にモデルチェンジし、時代の流れに順応しました」と述べた。

  「ソニーは中国に根を下ろし、長期的な発展を目指しています。上海には優秀なビジネス環境があり、企業にとって発展の最も良い土壌です」、と高橋氏は言う。現在、ソニー中国はクリエイティブ エンターテイメント部門の総部を上海に設置しており、これからもより多くの優秀な人材を引きつけ、彼らに才能を十分に発揮してもらうことで、各分野で創意と想像力を活かし、上海および全国のエンターテイメント産業の発展を推進したいと期待している。

  (編集:f)