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反詐欺、新型コロナ予防、この1年で住民との距離がより近く=コミュニティ警察官·韓愉さん

2021年 12月 28日14:53 提供:東方網

  コミュニティは都市管理の最も小さなユニットとして、基本管理の重要な使命を担っている。詐欺や新型コロナなどから人々を守ることは、コミュニティの仕事に従事する人々の日常生活だ。コミュニティ警察官の韓愉さんはそういった一人である。 

  コミュニティ警察官の韓愉さん

  2021年の仕事について、韓愉さんは振り返って語ってくれた。警察の仕事は17年間やってきたが、今年は忙しい一年だった。「でも仕事を丁寧にするほど、自分と住民との距離はより近くなってくる」と心構えを述べた。 

  住民らに反詐欺のことを紹介する警察官の韓愉さん(左)

  管轄するエリアの住民にとっても、かつてない挑戦に満ちた一年だっただろう。今年の韓さんの口癖は、「こんにちは!コミュニティ警察です。国家反詐欺センターのAPPはダウンロードしましたか?」だったという。反詐欺への取り組みは、今年の上海の社会風潮であり、あの手この手の詐欺に対処するため、「昼間に知らない電話やメールを受けても信じないで。振り込みもしないでください。問題があれば、とにかくまず警察に連絡してください」と、住民へのアドバイスと啓蒙活動に明け暮れた。 

  さらに、老人だけでなく、25~35歳の若者も重点宣伝対象だった。データによると、今年、上海市ネットショッピング類詐欺案は上海市テレコム詐欺案の四分の一を占め、1990年以降生まれと2000年以降生まれの若者がターゲットとなって、だまされた人全体の71.8%を占め、平均年齢は26.5歳だった。そのため若者に対しても宣伝と保護が必要なのだ、韓さんは述べた。 

  コミュニティの監視マシンを見る警察官ら

  さらに、新型コロナの予防·コントロールは2021年の各分野での重点作業だった。韓さんも同じで、「新型コロナの予防·コントロールはいつもの必要事項です」と韓氏は述べた。

  韓さんの管轄である牡丹路186弄は、最近、14日間の閉鎖管理を終わったばかりだ。その間はコミュニティ警察の任務として、コロナ“迎撃”民間警察と手を組み、医療機関と協力して、防疫物資の移送や予防·コントロールの整備などを行った。その際はできるだけ住民の合理的なニーズを満たす努力をしたと、韓さんは言う。

  精細化管理は上海というスーパーシティ管理の核心の一つだ。建物の通路でバイクのバッテリーを充電するのは危険なので、これもコミュニティ警察の日常管理業務である。小さなことでもすべてが上海市民の生活を守るための大切な仕事なのだ。韓氏によると、ここは古いコミュニティなので火災が起きれば危険であり、「コミュニティ警察官は休憩する暇がほとんどありません。なにかあれば、何をおいても真っ先に処理に駆け付けなければならないのです」と語った。

  「夫も警察で、いつも仕事で忙しいです。妻として母として、家庭の面倒も見なければなりません。でも、さらに元気を出して、仕事と家庭のバランスをとりたいです」と韓さんは述べた。

  2021年は韓愉さんのような若いコミュニティ警察官にとって、住民の中で仕事をし、住民から学ぶ一年だった。将来もこのようなコミュニティに関する仕事をする大勢の人々が上海を支え、多くの収穫を得ること期待したい。

  (編集:曹 俊)