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国·潮(中国風トレンド)|高級カスタマイズ背後の中国ファッション

2021年 12月 27日14:59 提供:東方網

  丹青、龍鳳呈祥、敦煌飛天がなければ中国風ではないのか?アパレルの上において中国の伝統文化を現代の日常表現に転換するにはどうすればいいのか?今、世界の舞台には、優秀な中国人デザイナーが相次いで登場している。中国と西洋の両方を学び、東方の美と西洋のカッティングを融合した彼らの作品は、国際ファッション業界に徐々に広がりつつある。 

  そんなデザイナーの一人、グレース·チャン(GraceChen)女史は、米国アカデミー賞の最優秀女優賞の受賞者·ヘレン·ミラン女史、中国女子バレーの元監督·郎平女史、有名な作曲家の譚盾氏など服をデザインした。「中国伝統文化は時代の流れに乗っている。私はずっと神に似た形を借りる方式を強く提起して、発想を現実に昇華することでその精神を表現してきた。伝統文化の核心を掘り下げ、現実にある材料と技術で実用的な服を作ることを強調している」と、伝統文化を現代に変換するファッション理念を表現した。子供時代から書道を習っていた彼女の心は、どこへ行っても中国文化に立脚している。これは帰国して上海でGraceChenブランドを創立した彼女の初志であり、彼女の表現するものは中国風の強調ではなく、むしろ世界に共有される審美的なファッションの言葉だ。 

 

  また、チャン·ツィイー、林志玲などに服をデザインしたことで有名な、丹·DANブランドの創始者でメインデザイナーの鄭小丹女史のアパレル理念は、中国の「丹青」文化にある。伝統的要素を単純に積み重ねるというのではなく、複雑さをシンプルに換えることを選択するものだ。彼女の作品は、中国の独特な東方美学において空間の追及の中で対称の美をさがし、中国文化の婉曲で柔らかい麗しさを表現している。 

  「ここ数年来、世界で起きている中国風や、中国国内で沸き起こった中国風のブームの背後には、共通の要素·東方美学が存在している」と、上海国際ファッション連合会会長で復星国際聯席CEOの徐暁亮氏は述べる。今年11月に開かれた「第10回上海高級カスタマイズウィーク」は全面にグレードアップし、東方美学を初めて主旋律として登場させた。徐暁亮氏によると、東方美学の本質は中国文化世界の表現であり、すなわち、東方と西洋生活の融合である。中国の心に西洋の音色でもその逆でもいいが、その中でこそ文化が交流し、生活の美が通じると言えるとしている。 

  (編集:曹 俊)