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2021年中国流行語大賞が発表 メタバース、小康などがトップ10入り(2)

2021年 12月 9日16:29 提供:東方網

  中国の言語文学雑誌『咬文嚼字』は8日、年に一度の2021年中国流行語大賞を発表した。ランク入りしたのは上位から順に:百年未有之大変局(百年に一度の局面の大きな変化)、小康(安定しやや余裕がある状態)、赶考(試験を受けに出かけていく)、双減(ダブル負担軽減)、碳达峰(CO2排出量ピークアウト)碳中和(カーボンニュートラル)、野性消費(わがままに買い物)、破防(ガードオファ)、鶏娃(子供を塾や習い事に熱心に通わせる)、躺平(寝そべり現象)、元宇宙(メタバース)である。

  六、野性消費(わがままに買い物)

  2021年7月、中国河南省では甚大な洪水災害が起きた。その際、中国のあるスポーツブランドは経営状態がよくないにも関わらず、5000万元の物資を寄付した。感動したネットユーザーがこのブランドの商品を爆買いする行動が起きたが、これは制約なしに買い物をする野性消費(わがままに買い物)であった。

  七、破防(ガードオファ)

  「ガードオファ」は元々、特殊な物理的攻撃によって相手のガードを突破した意味のゲーム用語だった。しかし、中国のネット上で「ガードオファ」が使われる場合にはさらに広い意味が加わり、心理的防御線を突破され、心が揺れ動いた時に使われることが多い。

  八、鶏娃(子供を塾や習い事に熱心に通わせる)

  中国には「鶏の血を注射する」という熟語があり、疲れを感じることなく何かに熱狂的に取り組む人や事柄を指す。「鶏娃」は子供を塾や習い事に熱心に通わせることを意味する。ここでは「鶏」は動詞化して、励むことや激励するという意味になっている。

  九、躺平(寝そべり現象)

  “躺平(寝そべり現象)”とは、最近中国のネット上で流行しているワード。主に、あくせく働かずに精神的にゆとりのある生活を送るといった意味で用いられている。“躺平族”は中国の若者にとっての一種のストレスを解消し、メンタルを調整するスタイルとなった。

  十、元宇宙(メタバース)

  元宇宙とは、metaverse(メタバース)の中国語訳だ。今年10月にフェイスブックが社名をMeta(メタ)に変更して注目を集め、IT業界を中心に巨大トレンドとなりつつある。メタバースはmeta(超越した)とuniverse(世界)を組み合わせた造語で、インターネット上で構築される仮想の三次元空間を意味する。メタバースは中国でも話題になって関連企業の株も沸騰している。

(編集:f)