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上海

目に見えないものを捉える 大型赤外線写真展が上海で開催

2021年11月24日 17:01
 提供:東方網

  

  東方網24日付:赤外線写真を展示する「風鐸悟語――大型現代写真芸術展」が、11月22日から12月5日まで、上海環球金融中心において開催中だ。現代写真家の洪軍氏の数十年来の作品から、代表作35点が展示されている。

  どの作品も奇跡のような作品であり、それぞれが壮大な叙事詩でもある。黄土高原の洞穴から黄河の激しい波涛、内モンゴルのオジナから平遥の古い村、仙人が玉を煉った黄山のふもとから、包容力のある上海までを描く。それぞれの作品が、芸術の立体感と歴史の張力を表現するとともに、文学的モチーフと融合させて、写真で中国改革開放40年来の大きな変化を叙情的に表現している。

  人間の目では赤外線の光を見ることはできない。赤外線撮影とは、赤外線フィルターや赤外線フィルムを使い、赤外線の世界を捉え、魅力的な写真を撮ることである。

  洪軍氏は波長の異なる2種類の赤外線カメラを使用している。赤外線カットフィルタの代わりに可視光カットフィルタを使うことで、独特な色彩の反転やハイコントラスト、反転した世界を見る神秘的な芸術効果を実現した。

  大画面の構図にキュービズム·新構造主義·未来主義の要素を融合させ、現代写真芸術の魅力を際立たせている。

  来年2022年には、今回の写真展を企画した張一帆によって日本の東京でも開催される予定だ。今回展示されている作品に加えて、新たな作品20点も加えられるとのことだ。

(編集:f)