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日系企業@輸入博|三菱電機が次の百年に向けた革新的アイディアを展示

2021年 11月 9日16:30 提供:東方網

  東方網9日付:グループ創立100周年を迎える三菱電機(中国)は、第4回輸入博において、企業100年の道のりと、次の100年に向けた革新的なアイディアを世界へ展示している。会場では様々な形式での体験を通じて最新の技術に触れ、未来を展望できる。

  三菱電機は技術装備区4.1館にブースを構えている。400平方メートルのスペースを、「三菱電機100年の道のり」と「三菱電機未来都市」という2つに分け、各種コア技術やソリューションを紹介。E-JITグリーン総合ソリューションを代表に、智能製造·スマートモビリティ·スマートシティ·品質生活·パワー半導体等、様々な事業における高度でスマートなテクノロジーの世界を展示している。

  今回、最も注目を集めているのが、今後の100年に向けたグリーン総合ソリューションである「E-JIT(EnvironmentandEnergy-JustInTime)」だ。中国市場にリリースして以来、E-JITは実際に独自の価値を示しており、今後の普及が期待されている。

  E-JITは、三菱電機が製造分野、省エネ分野、環境分野で数十年間にわたり蓄積してきた技術やノウハウを融合したものだ。「環境保護対策効率·生産効率·エネルギー効率」を同時に最適化するというコンセプトをいち早く打ち出し、中国製造業の実状に基づいて、利益の最大化と環境負荷の低減を同時に実現することを目指している。

  輸入博では、建築模型やマルチメディアを使って、三菱電機のE-JITソリューションの優れた価値と、これをベースにつくられたグリーン工場——三菱電機自動化機器製造(常熟)有限公司について紹介している。E-JITのおかげで常熟工場はグループ初の温室効果ガス排出実質ゼロ工場となり、工場全体のエネルギー効率は10%アップ、生産当たりのエネルギー消費は27%減少した

  現在、E-JIT総合ソリューションは、中国の製造業分野で頭角を現し、政府からビジネスパートナーに至るまで、強力な支持を得ている。三菱電機は中国情報通信研究院とグリーン標準の制定を進めている最中であり、また中国節能環保集団と戦略的提携を結ぶなど、中国におけるE-JITの影響力は拡大している。E-JITの応用シーンが広がるに伴い、今後この技術は、スマートビルディングやスマートショッピングモール等のプロジェクトでも効果を発揮することを目指している。そのため輸入博では、未来の各事業領域において予測されるE-JITの応用について、電子スクリーンで展示している。

  三菱電機(中国)有限公司董事長兼総経理の川畑勝也氏は、「三菱電機はこれからも、E-JIT総合ソリューションの活用推進に努め、中国のグリーン転換の実現に貢献し、中国社会の環境に配慮した未来を共に描いています」と述べた。

  ブースのハイライトとして、前回の輸入博でひときわ異彩を放った茶道ロボットが再び登場。見事な茶芸を披露して、実際の茶芸師と技を競い合った。

  「智能製造」エリアでは、FA機器のオープン統合ネットワークCC-LinkIETSNや、最新のAIロボット等を含む「e-F@ctory」の一連の成果を展示し、智能製造分野における先進技術の強みを際立たせている。FA技術やIT技術を柔軟に活用した智能製造ソリューションは、生産·品質·環境·安全等における最適化により、企業のTCO(総保有コスト)削減に役立つ。

  「スマートモビリティ」エリアでは、DMS、AVM等の先進技術を統合した多機能ディスプレイオーディオや、車載熱画像システムと脈拍センサーで運転者の身体状態を検知して安全な運転を確保する運転者監視システム等のイノベーション成果が紹介された。

  人々に便利さをもたらす「スマートシティ」技術では、電動自転車の自動識別システム、タッチレスボタンや銀イオン抗菌ボタン、大容量UPS(無停電電源装置)など、様々な成果を展示している。

  今年の輸入博は、中国のWTO参入20周年に重なっている。三菱電機は中国の一連の対外開放の取り組みと持続的に最適化されてきたビジネス環境を受けて、国際協力においてWin-Winの大きな発展を遂げ、中国市場に対する自信をさらに固めている。

  中国のハイレベルな対外開放における重大な取り組みとして、輸入博は中国と世界をつなぐ重要なパイプラインである。川畑氏は、「輸入博は多くの企業に自社ブランドを宣伝する場を提供しており、企業間の相互理解を深める架け橋でもあると考えています。輸入博というこのプラットフォームを通じて、より多くのパートナーやお客様と知り合い、さらなるビジネスチャンスを創出し、各国や企業が中国とWin-Winな提携関係を構築できると思います」と語った。

(作者:範易成)