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正海集団とロームがSiCパワーモジュール事業で合弁会社の設立に合意

2021年 10月 22日14:05 提供:東方網

  東方網22日付:中国の正海集団有限公司と日本ローム株式会社は21日、パワーモジュール事業に関する新会社設立に向けた合弁契約を締結したことを発表した。

  


  新会社「上海海姆希科半導体有限公司/HAIMOSIC(SHANGHAI)CO.,LTD.」は、2021年12月に中国国内で設立する予定だ。出資比率は正海集団のグループ会社である上海正海半導体技術有限公司が80%、ロームが20%となる。

  紹介によると、新会社は新エネルギー車のトラクションインバータなどに最適なパワーモジュールの事業展開を目的に、シリコンカーバイド(SiC:炭化ケイ素、以下、SiC)パワーデバイスを用いたパワーモジュールの開発、設計、製造、販売に係る合資事業を展開する。これは、正海集団のグループ会社のインバータ技術と、両社のモジュール技術、およびロームの最先端SiCチップを融合し、高効率なパワーモジュールを開発するものだ。

  


  新会社を通じて開発されるモジュール製品は、すでに電動車への採用も予定されており、2022年より量産を開始する見込みだ。正海集団とロームは、新会社と密接に連携し、SiCパワーモジュールの開発と普及を通じて、更なる技術革新に寄与することが期待される。