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上海中医薬大学の開放日、外国人が中医薬文化を体験

2021年 5月 31日17:16 提供:東方網 編集者:曹俊

 夏の中医養生知識講座に参加したり、中国の伝統医学と文化を体験したり、白米粽や小豆粽を手作したり……。このほど、上海に住む日本、韓国、フランス、スイス、ベルギー、モロッコ、ドイツ、ブラジルなどの外国人約110人が上海上海中医薬大学を訪れ、大学開放日のイベントに参加した。

 イベントには、コンサルティング、体験活動、キャンパス見学が用意されていて、日本語、英語、フランス語、韓国語ができる教師が、それぞれグループごとに来場者を案内した。

  体験活動では、鍼灸マッサージ学院の教師が中医マッサージのテクニックと鍼灸のつぼなどの知識を紹介し、実際に体験も行った。

 

 まもなく、中国の伝統的祝日である端午の節句となる。そこで学校は、端午節には欠かせない伝統食の粽を作って試食するイベントも用意した。参加者は教師の指導を受けながら、自分の手で粽を作った。

 

 初めて粽を作ったという参加者も多く、そのうちの一人のジュリアは、父がドイツ人で母が上海人だ。上海とは深い繋がりがあり、「私はおばあさんが作る塩漬け卵黄の入った肉粽が大好きです!」と述べ、さらに、中医のマッサージ体験エリアで15分の頭皮カッサを受けたのも最高だったと語った。

 上海中医薬博物館の見学では、参加者110人のうち、半数ほどが日本人だ。東京出身の平山さんは、博物館3階にある本草薬剤展覧エリアに深い興味を持ったという。彼女は、「友達から今回イベントのことを聞いて参加しました。私は中医の草薬の匂いが大好きです」と述べた。

 学校のスタッフによると、上海中医薬大学の国際教育学院が開設する中医短期研修プログラムは、上海在住の外国人の中で、年々人気が高まっているそうだ。日本語コースのプログラムでは、毎年約150人の日本人に向けて中医講座を開いている。中医短期クラスは今年、合計で5クラスとなり、多くの在上海日本人に中医文化学習のプラットフォームを提供している。

(編集:範易成)