ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 上海

摩天楼に咲いた満開の桜 今週の森ビルに行ってみよう

2021年 3月 26日10:52 提供:東方網 編集者:曹俊

ピンクが春を表す色彩になったのはいつなのだろう? 24日、日本の華道家である吉元燁子氏が、春の花を使って上海の森ビルで生け花の実演を行った。完成した作品の「桜花爛漫」は、大都会の摩天楼に生き生きとした春の景観を描き出した。

今回の実演は摩天楼のロビーで行われたため、一般の生け花のように花器に活けるのではなく、大きい長方形の水盤が使われた。吉元氏は朝から活け始めて、午後5時ごろまでかかってようやく作品を完成させた。完成後はインタビューに応じて、「今回は中日両国の代表的な花を5種類使いました。桜をメインにして、カイドウ、紫金花、迎春花など春の花も添えました」と語った。

桜をメインにした理由について質問すると、「桜の日本での花言葉は『心の美』です。『さくら』という名前それ自体に『咲く』というひたむきな意思がやどり、どんな逆境にあろうとも希望の花を咲かせてみせるという桜の力と強い思いを感じます。冬の寒さがなければ春に花を咲かせることはないのです。冬の凍てつく寒さがあるからこそ、今こうしてたくさんの花を咲かせ、人々の心に強く勇気と感動を与えてくれます。今週からの一週間で、みなさんにはこの作品の毎日の変化、一瞬一瞬の違いを感じ、つぼみから開花、散るというそれぞれの段階の花の様子を鑑賞していただければと思います」と述べた。

森ビル市場部責任者の楊潔慧氏は、「働く人々にはこの作品から生き生きとした感じを受け取って欲しいです。生け花は希望に満ちたメッセージを伝え、仕事の合間に春の雰囲気を感じさせてくれると期待しています」と述べた。生け花実演は春の一連のイベント序幕であり、これからバイオリン演奏、バレエ、茶道など、都会の摩天楼では春の雰囲気を感じられる催しが次々と行われる予定だ。

(曹 俊 写真·映像も)