ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 上海

春一番の味わい、山菜「チャンチン」が出回る

2021年 3月 1日16:23 提供:東方網 編集者:王笑陽

 最近、全国各地で気温が大幅に下がり、春の暖かさが一転して冬の寒さが戻った。しかし、上海の食品マーケットには、春の山菜が例年より半月早く出回っている。中でも一番人気はチャンチン(香椿)。季節ものなので、500グラム当たり90元(約1500円)もの高価をつける時もあるという。

 徐匯区双峰路にある食品マーケットでは、チャンチンが目立つところに置かれた。八百屋さんに聞いたところ、「先日は最高で100元にも達したことがあって、例年より高いと思いました。今は500グラム当たり60元(約1000円)です」と述べた。

 生鮮品の通販アプリである「叮咚買菜」と「盒馬鲜生」では、チャンチンの価格は500グラム当たり64元から79元となっている。

 チャンチン、ヨメナ、ナズナなど、春の野草や山菜を食べるのが春を迎えた中国の風習である。中国語では「咬春」または「嚼春」という。「盒馬鲜生」の野菜購入担当者によると、春の野草や山菜で一番大事なのは新鮮な味わいだ。この2週間でチャンチンの売上げは50%以上増えたそうだ。

 チャンチンは中国を原産とする落葉樹である。春の赤い新芽を食用とし、独特の苦味がする。卵と炒めたり、豆腐と和えたりして食べるのが一般的だ。