小中大
2021年 2月 23日15:35 編集者:曹俊
新天地商商圏が国内外の第1号店を多数誘致
第1号店を看板にしている上海商業であるが、中商データがこのほど発表したデータで、昨年、上海には第1号店が909出店したことが明らかになった。新型コロナが実体商業へ与えた影響を考えると、専門家は上海市場の魅力は依然として強力だと分析している。
上海に第1号店を開いた909店のうち、上海市での第1号が753店、華東地区での第1号が26店、中国での第1号が118店、アジア/グローバルでの第1号は12店だった。中国市場に初めて進出した第1号店の割合は14.3%となり、国外のブランドが上海の強い消費力を中国市場に進出する足掛かりとしていることが分かった。進出した国で見ると日本、米国、フランスが大きな割合を占めた。
中国第1号店とアジア第1号店を上海の商業圏別で見ると、南京西路、淮海中路、徐家匯、陸家嘴、南京東路、新天地が出店の3分の1を占めた。
CBRE華東区顧問と取引サービス商業部責任者は、「上海第1号店ビジネスの好調は、海外ブランドの中国消費市場に対する信頼を現わしている。コンサルティング組織とブランドとのつながりの点から見ても、多くの海外ブランドがイノベーションの最初の足掛かりを上海に置き、体験型の店舗を最初に出店しようとする積極性が高まっている」と分析している。
(編集:曹 俊)