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営前村閉鎖解禁の初日:隔離解除は予防管理の終了ではない

2020年 11月 24日16:44 提供:東方網 編集者:曹俊

上海浦東にある営前村が約百年の歴史でこのように注目されたことはこれまでなかった。村は14日間の隔離期間を経て、24日零時から中リスク地区から低リスク地区に移行。有効なPCR検査報告があれば村民は自由に出入りできるようになった。封鎖解禁の初日、東方網の記者が村を訪れた。

 

24日朝、62歳のオレンジ色のベストを着た褚さんは、細かい雨の降る中、ボランティアの仕事を始めた。褚さんは村に入ってくる人の出入証明書と身分証明書をチェックしている。14日間、もともと10ヶ所あった出入り口はすべて閉鎖され、2ヶ所だけが物資の搬出入に使われた。隔離の当初、褚さんは寂しい気がしたが、しかし村を出られなくても日常生活に影響がなかった上、生活の質も向上したという。「村には二日ごとに新鮮な農産品や副食品が送られてきました。豚肉は食べ切れないほどで、家で塩漬けにする人もいました」と述べた。

 

家にいても何もできないのでボランティアで自分の力を発揮したい、と褚さんはボランティアチームに入った。現在、隔離は解除されたが、「やはり自分の村が最も安全だ」と思っている。

 

電動バイクに乗った67歳の楊さんが、村の入り口から村の中をのぞいて誰かを探している。6歳年下の妹を待っているそうだ。妹とは家が近いため、これまでしょっちゅう行ったり来たりして食事していた。しかし新型コロナで14日間、ずっと会うことができなかった。「本当に会いたかった」と言う。今日、ようやく隔離解除になったので、自分の家で一緒に食事しようと誘ったのだ。ようやく妹が出て来て楊さんのバイクの後ろにまたがると、二人は嬉しそうに笑った。

隔離は解除されたが、予防管理の終了という意味ではない。浦東新区祝橋鎮の関係者によると、村の10ヶ所の出入り口のすべては開放せず、2ヶ所だけに留める。次の防疫措置に基づいて、営前村では引き続き厳しい出入りルールを執行されるという。

(編集:曹 俊)