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ビッグ500との対話 オムロンは中国市場にしっかりと根を下ろす:徐堅女史

2020年 11月 5日11:10 提供:東方網 編集者:曹俊

  3回連続で出展し、毎年ブース面積を拡大。100回以上打ち合わせを重ねて、契約に結び付いたものもある。輸入博はビッグ500のひとつであるオムロンにとって非常に意義のある展示会だ。輸入博の古い友人として同社は、今回の展示会にアジアで発売された2種類の製品、第6世代「フォルフェウス」卓球ロボットと心電血圧一体機を展示する予定だ。開幕に際し、オムロン(中国)有限公司の徐堅董事総経理がインタービューに答えた。 

オムロン(中国)有限公司の徐堅董事総経理

  フォルフェウス卓球ロボットは、第1回の輸入博から人々の注目を集めた展示品の一つだ。今回の第6世代について徐女史は、それは「センシング&コントロール+Think」を備える核心技術のもっとも集中的な表現であり、人間とマシンの融合の理念と願いを示していると述べた。心を読めるというのがキーポイントで、AI技術を通じて交流する人の気持ちと心理状態を識別し、これによって積極性なラリーの方策を作成する。運動心理の角度から人間の選手の技術をさらにスピードアップするものだ。

第6世代フォルフェウス卓球ロボット

  また、心電血圧一体機は世界ではじめてEKG心電図を測定できる血圧計である。この血圧計は血圧、心房細動といった脳卒中に関連する重要な指標の観測ができる。インターネットとアプリを通じて患者と医者が緊密に繋がることで、医者はより高い効率で診断ができ、病状管理や治療方針を改善できる。

心電血圧一体機

  また、「i-Automation!」コンセプトに基づいた、人と機械が協調するものづくり現場も初めて登場し、もっとも先進的な生産現場の知能化·デジタル化ソリューションを提供する。中国国内で徐々に広がっている糖尿病患者のワンストップ診療を提供するMMCコンビニも登場する。 

MMCコンビニ

  女史は今回の輸入博において、オムロンの核心を成すセンサーとコントロール技術が工業自動化や医療分野でどのように応用されているかを展示し、中国企業と深く交流しながら疫情常態化時代が直面する問題とニーズを理解してもらいたいと考えている。そしてこれによってオムロンの技術とソリューションを現地の顧客サービスにつなげたいとしている。 また、徐女史は今回の輸入博は世界経済の発展に自信をもたらすと述べた。日増しに安定している市場環境と今回輸入博の開催を通じて、各企業は協力してウィンウィンを実現し、健康、快速、安定な発展段階に入ると信じている。 

 

 そしてこれからもオムロンは引き続き中国市場を切り開き、自動化制御技術と豊かな経験をより多くの中国企業にもたらしたいと語った。中国の現地企業としっかりと対話を重ねてニーズを理解するいっぽうで、中国での投資チャンスをしっかりと獲得し、自動化技術とソリューションをより多くの中国企業にもたらして、中国産業のイノベーションとグレードアップに助力したいという。中国市場をしっかりと根を下ろすことで、将来的にもオムロンは良好な投資環境で技術をさらに進歩させ、ウィンウィンの局面を実現したい、と期待を述べた。

(曹 俊)