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ビッグ500との対話 三菱電機富澤克行:中国の新型インフラ建設に積極的に応え

2020年 11月 11日17:12 提供:東方網 編集者:範易成

  今年の輸入博に三菱電機は、中国市場に向けた「智能制造」「スマートシティ」「スマートモビリティ」「品質生活」の4分野それぞれで、自社開発の人工知能(AI)や環境保護分野の最新技術を活用したソリューションを出展した。

 三菱電機中国総代表である富澤克行氏は東方網の取材に応じ、「中国は年初から、5Gネットワークやデータセンターなどの新型インフラの構築を加速させる必要性を繰り返し強調してきました。三菱電機はこれから中国の新型インフラ建設に積極的に応え、互恵と協力のウィンウィンの理念を持ってパートナーと更に協力を深め、中国社会に貢献していきたいです」と述べた。

 今回の展示について富澤氏は、三菱電機が製造業として100年に渡り蓄積してきた経験と技術を融合し、工業IoT、ビッグデータセンター、都市軌道交通、EVインフラなどでのソリューションを紹介した、と述べた。

 中でも中国市場発で新たに提案する「E-JIT(Environment and Energy-Just In Time)」ソリューションは今回の目玉である。「E-JIT」は、日本の製造業が製造分野、省エネ分野、環境分野で数十年間にわたり蓄積してきた技術やノウハウと、日本の研究開発チーム、発展理念とコンセプトを融合し、中国製造業が直面している生産効率·エネルギー効率·環境保護对策効率の課題をサプライチェーンまで俯瞰して各データを融合·活用し、バランスよく一体的に解決する総合ソリューションである。


 「E-JIT」には三菱電機が持つエッジコンピューティング、人工智能「Maisart」、EV充放電エネルギーマネジメントなどの最新技術が応用されている。企業は「E-JIT」を導入することで、製造業としての企業価値、すなわち「経済価値」、「ブランド価値」を高め、グローバルにステークホルダーからの評価獲得を実現できるという。

 他にも、三菱電機が協賛するロボットコンテストの2019年優秀作品賞を受賞した茶道ロボットや、今年の新製品人協働ロボット、未来のモビリティコンセプトカー体験など、智能化、グリーン社会を実現するための技術や製品が多数展示された。

 富澤氏は、「新型コロナウイルスは依然として全世界に広がっており、世界経済は深刻な不況の危機に直面しています。その中で中国は徹底したコロナ対策で経済もいち早く回復しており、大変素晴らしく敬意を表します」、と述べるとともに、「中国が最近発表した第14回5ヵ年計画では、再生エネルギー活用の拡大等、環境エネルギー対策が強く打ち出されています。これは我々が進めているE-JITソリューションと正に方向性が合致しておりますので、自信を持ってこの方向で中国事業を進めていきたいと思います」と語った。

(編集:f)