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黄浦江の上海カニが今日解禁 例年にない豊漁

2020年 10月 15日17:09 提供:東方網 編集者:曹俊

  毎年10月中旬は上海産カニの水揚げが解禁になる時期である。15日、大きく肥えて甘く黄身の美味しい黄浦江上海蟹の出漁式が、上海最大の生産地である上海魚躍水産専業合作社で行われた。

  今年は黄浦江の上海蟹の生存率が全体の80%に達し、豊漁が見込まれる。これは例年の2割増しの数字で非常に珍しい。

  今年は雄が200グラム、雌が150グラム以上の大きい蟹の割合が例年より多く、全体の生産量も多い。合作社の郎月林理事長は、「今年の蟹は大きいが、価格は11年連続で変わらない」と述べた。

  価格は重さによって一匹当たり60元から200元。売り上げは1800万元に達すると見込まれている。このうち、日本、韓国、シンガポールなど国外への販売量は2万キロほどで、12月下旬までに完売すると予想されている。

  今年の黄浦江上海蟹の特長に関して、上海市河蟹産業化体系首席専門家·上海海洋大学の王成輝教授は、「今年の上海蟹は上海海洋大学や上海市水産研究所など協力し、16年間育ててきた第8代蟹の種である江海21だ。育種には雌250グラム、雄350グラム以上の種を選び、ストレスなく成長できるように30坪に600匹という低密度で養殖した。餌となる水草も心をこめて育て、新鮮な水草と綺麗な水を確保した。さらに細やかな管理を実施したことで、例年より大きな蟹を育てることに成功した」と述べた。

(編集:曹 俊)