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上海で最後の量り売り醤油屋 昔の味を販売

2020年 9月 16日10:52 提供:東方網 編集者:曹俊

 上海都心部に醤油を量り売りする醤油屋が1軒だけある。昔、上海人が米、油、塩などを買う時は、自分で瓶や缶を持って行ったものだが、経済の発展につれて、その習慣はほとんどなくなってしまった。だが、上海の城下町の吉安路に、この伝統を守り続ける店がある。ここ「逸桂堂」では、今も昔の味が販売されている。

 柄杓1杯が600グラムで、ちょうどガラス瓶1本分だ。この店の看板醬油は「頂太油」。特別な味わいと高品質な醤油で、「すこしだけ」でも購入できる。醬油は上海近郊の醸造所で作られ、店に直送される。醤油の入ったかめは白いガーゼで覆われていて、ふたをあけると、やさしい香りが溢れてくる。

 醬油のほかにも酢もばらで購入できる。瓶を持って来ない場合にも、空き瓶を無料で提供してくれる。

 「逸桂堂」は面積がわずか10平米程度。昨年この場所に新装開店した。大きな「醬」の字が壁に書かれていて、ランプのような明かりやレトロな内装は、まるで数十年前に戻ったような感じを与えている。

(編集:曹 俊)