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知ってる? 弾幕文化は中国と日本だけ

2020年 9月 14日17:22 提供:東方網 編集者:範易成

 日本の東京にある池袋のTOHOシネマズで11日、コメント弾幕を使用して声を出さない「応援上映」が行われた。映画の鑑賞中に観客はPCやスマートフォンを使ってコメントを投稿、それが映画館のスクリーンに「弾幕」として表示された。以前から日本には、映画館で上映中に観客が大声を出すことが認められている「応援上映」という特別な上映形式があるが、今はコロナ禍の影響で各地の「応援上映」は中止されている。そのため声を出さなくても応援できるよう、TOHOシネマズが今回、「超·応援上映」を実施したものだ。観客は入場前に弾幕動画サイト「ニコニコ」にログインする。専用ページに入ってから映画に関するコメントを発表すると、その内容がリアルタイムでスクリーンに表示される。

 日本は世界で初めて弾幕コメント動画サイトが登場した国だ。2006年以降、中国でも弾幕動画サイト「AcFun」と「ビリビリ動画」が相次いで設立され、ネットユーザーの間に新しい中国の弾幕文化が広まった。

 しかし、中国と日本を除いて、世界の他の国には弾幕文化がない。

 2014年、ニューヨーク·タイムズ紙は、「中国の若者は映画館に座って、黙って映画を見ているだけでは満足できない。彼らはスマホを持ってコメントを送り、自分のコメントを大きなスクリーンに映し出す」という記事を掲載した。これは2014年に北京のいくつかの映画館で行われた弾幕映画の試みのことを指している。この試みでは、観客はスマホで映画館にコメントを送ることができ、コメントは映画館の審査の後「弾幕」としてスクリーンに表示された。ニューヨーク·タイムズは「これは映画視聴者の一番怖い悪夢か、それとも未来の潮流か」と評価している。

 弾幕コメントは今や中国でとても人気だが、欧米では流行するに至っていない。欧米のニコニコ動画風のサイトは、ライブストリーミング配信プラットフォームTwitchだけだ。

(実習編集:范応良)