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上海市第9回「高品質発展、高品質生活」シリーズ記者会見が嘉定区で開催

2020年 9月 9日17:13 提供:東方網 編集者:範易成

 9月8日、上海市人民政府新聞弁公室が、第9回「高品質発展、高品質生活」シリーズ政府記者会見を開いた。上海市嘉定区の陸長春区委員会書記、高香区長で嘉定区発展改革委員会の朱健民主任、嘉定区経済委員会の蔡寧主任、並びに嘉定区農業農村委員会の朱維強主任が出席した。

 蔡寧主任は席上、自動車産業は嘉定区の名刺みたいなもので、発展させなければならないと指摘。「自動車産業の発展には、まずは大衆汽車のMEBや蔚来汽車の電気自動車などの新エネルギー車に力を入れるべきだ。中でも水素自動車は未来の自動車産業発展のトレンドと見られており、これに対して嘉定区は水素自動車の『水素燃料港』発展区計画を実行している。広さは2.15平方キロメートルで、すべての産業チェーンの布石を打つものだ。すでにトヨタ自動車、捷氫科技(上汽集団傘下の燃料電池工場)などの大手企業がそこで事業展開している。そして『インテリジェント·コネクテッド·ビークル(ICV)』、いわゆる自動運転の初試験と、初のモデル実用化ライセンスの正式交付はいずれも嘉定区で行った。区内の53.6キロメートルの道路と65平方キロメートルのエリアで、ICVのモデル実用化を許可している。嘉定区は将来ICVのゆりかごを創造し、自動車産業のエンジンとなるであろう」と説明した。

 さらに蔡寧主任は、「嘉定区は他にも、スマートセンサー産業とバイオ医薬産業という二つの千億級産業を発展させている。このうちスマートセンサーに関しては、上海における半導体産業発展の重要な一環として、嘉定区の3平方キロメートルに上海スマートセンサー産業園を構築する計画だ。国家級のスマートセンサー·イノベーションセンターも嘉定区にある」と述べた。


上海スマートセンサー·イノベーションセンターには、様々な分野で使われているセンサーが展示されている。センサーの責任者は、ここにある赤外線体温計に用いられる「赤外線センサー」の半導体チップは、業界で7割のシェアを持っていると説明した。

 関係者によると、スマートセンサーの産業クラスターの年間生産高はおよそ430億元で、2025年までに1000億元の規模に達する見込みとのことだ。

 さらにバイオ医薬も重要な分野である。嘉定区では産業の特徴を活かした医療器械産業を発展させている。現在、区内に四つの医療園区があり、このうち上海聯影医療科技を代表とするハイテク医療機器は、コロナウイルス疫病による試練にもかかわらず成長を続けている。

(実習編集:范応良)