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制作システムと人材政策で、上海が世界的な映画·テレビ制作中心地に

2020年 8月 5日16:52 提供:東方網 編集者:範易成

  上海で6月、約100億元を投資して、華策長江デルタ国際映画·テレビセンターが着工した。さらに7月には、総投資額450億元のテンセント長江デルタ人工知能スーパー計算センターを背景に、「テンセント雲啓智慧影視産業基地」が正式に着工した。コロナ禍で世界の映画業界が不景気に陥っている中で、なぜ上海が逆風をものともしないで前進するのかに人々の注目が集まっている。 その理由は、2018年に打ち出された、「『上海文化』ブランドの全力育成 国際文化大都市建設の加速に関する3ヶ年計画」にある。これまでも上海は、中国映画産業の先頭に立ってきたが、この方針によって上海における世界的な映画·テレビ制作中心地の建設が加速されることとなった。

  方針が出てから3年、上海ではこのチャンスを逃さず、「上海制作」のブランド化にまい進してきた。去年の映画『在りし日の歌 (地久天长)』は、上海の代表としてベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀男·女優賞)を獲得。そして今年はコロナ禍の影響で不振となっている映画業界を盛り返そうと、中国共産党成立百周年を祝う映画『1921』のクランクイン式も、上海の中国共産党第一次全国代表大会会址で行われた。

  制作システムと人材政策、この「二つのドライブ」で上海は今、世界的な映画·テレビ制作中心地になっている。この3年間、上海は新技術を巡って新しい変革を進めてきた。企業と人材を導入して、上海の映画·テレビの制作システムと人材育成の閉ループ管理を実施した。データによると、今年上半期、上海の松江区だけで549社の映画·テレビ企業が進出。これは前年同期の2.2倍の多さだ。今、上海には7000社もの映画·テレビ企業があり、バリューチェーンも豊富になっている。このいっぽうで、映画·テレビにおける若い人材の育成においては産業とのドッキングを重視している。映画学院の人材育成モデルの革新を奨励して、国内外の優れた教育資源を導入し、実用性の高い人材育成プロジェクトを立ち上げるとともに、各映画·テレビ企業に人材訓練プロジェクトを導入するよう奨励している。現在は、「テンセントペンギン青夢プロジェクト」「アリババ灯台学院」といった映画産業による若手人材育成の実践研修プロジェクトを上海に呼び入れている。

(実習編集:范応良)