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「五五購物節」の総売上額は5000億元、その理由は 

2020年 7月 9日16:58 提供:東方網 編集者:範易成

 7月8日に行われた上海市政府記者会見によると、第一回上海「五五購物節(五五·ショッピング·フェスティバル)」期間の売上高の総計は5000億元を超えた。また、全市のオフライン小売総額は2846億元で、去年の同じ時期より11.6%増えた。オンライン小売総額は2551億元で、去年の同じ時期より23.5%増えた。  

 「五五購物節」は上海市政府が主催した経済活動促進イベントだ。現在、中国で新型コロナウイルスが収束しつつある中、上海市政府は様々な政策を打ち出して一般消費者の消費マインドの向上を図っている。この一環として行われたのが「五五購物節」で、オンライン·オフラインを問わず中国の主要な商業施設が参加した。参加したオンライン店舗は52万以上、オフライン店舗は10万を超えた。

 「五五購物節」の開催前、各地の行政機関は消費促進のために金券を配るという方法を採用した。これに関して上海財金大学の晁鋼教授は、「効果からみると、五五購物節は金券を配るより適切であったと思う」と述べた。晁教授によると、「五五購物節」では様々な創造的なセールやイベントが行われたが、消費者はこれを新鮮に感じてより購買意欲がかき立てられたという。

 「五五購物節」の期間中、各企業の業績もそれを証明した。例えば百聯集団の小売総額は第1四半期より1割増えた。中国初のアメリカのポパイズ·ルイジアナ·キッチン店やサン·ローラン·パリのフラッグショップなどの出店も相次いだ。データによると、第2四半期には約240のフラッグショップが上海でオープンしたが、これは第1四半期の4倍に当たり、上海経済の実力を示したと言える。

 「五五購物節」に行われた数多くのイベントの中でも、ライブコマースは重要な役割を担い、強力なアピール度と拡散力を見せつけた。上海市商務委員会の華源主任によると、「五五購物節」の期間中に約29万回ライブコマースが行われて、視聴者人数は9.5億人を超えた。だが実は「五五購物節」期間中のライブコマース量のうなぎのぼりは前から兆しが見えていた。淘宝網のデータによると、今年に入ってから上海のライブコマースの配信者と視聴者数はいずれも中国で最多となっていた。

  ライブコマースがもたらした利益は、上海のライブコマース業の発展に勢いを与えている。現在、上海の各ベンチャーパーク内ではライブコマース配信者を育成する基地を積極的に建設している。

(実習編集:范応良)