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上海市が帯状疱疹ワクチンの接種を開始 50歳以上が対象

2020年 7月 2日17:19 提供:東方網 編集者:王笑陽

 全国に先立って上海市では帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種を開始した。50歳以上の市民は、各居住地域の保健センター施設である社区衛生服務中心で、自費で帯状疱疹の予防接種を受けることができる。

 上海市では現在、松江区を先頭に、帯状疱疹ワクチンの接種普及に取り組んでいる。7月2日、初めての接種が松江区社区衛生服務中心で行われた。

 松江疾病予防管理センターの専門家によると、水痘·帯状疱疹ウイルス(VZV)は,初感染で水痘を引き起こした後、知覚神経節に潜伏する。そして免疫低下などが誘因となり再活性化を起こして帯状疱疹を生じる。

 中国における帯状疱疹の新規発症者数は年間156万人に達する。加齢に伴い増加する傾向があり、50歳を境に発症率が急激に上昇する。そのため、高齢化が進行しているわが国においては、今後ますます患者が増加することが予想されている。また、帯状疱疹が治った後に後遺症として痛みなどの症状が残ると日常生活に支障をきたすことがあるため、発症の予防、早めの治療が重要だ。

 帯状疱疹ワクチンの接種回数は2回で、自費診療となるが、2回の接種費用は3207元(約49000円)である。