コロナウイルスの疫病を経験した上海市民は、文化体験ツアーに対するニーズをどのように変化させたのか。これに対し、上海市文化旅行局の于秀芬局長は2020年上海民生インタビューで、「オンライン形式の人気の高まり」、「健康や体験を重視」、「近距離旅行の選択」という三つの「新しい変化」を分析した。

  于局長は、「調査や実績とビッグデータの分析から、主に三つの変化が見える」と述べた。まず参加形式からみると、オンラインの人気が最も高くなった。疫病期間、市民は家にいる時間が長くなり、文化体験ツアーにおけるニーズはオフラインからオンラインへと変化した。 　

  次は市民の健康と体験への関心の高まりである。疫病が段々収まっている今、市民の普通の生活に戻りたいという望みはますます強くなっている。同時に文化体験ツアーの利便性と体験感についての要求も高まったため、上海では多種多様なオンライン旅行が計画されるようになった。 　

  第三に行動範囲からみると、近距離の旅行が最も選ばれるようになった。市内ツアーなどが上海市民のファーストチョイスになったため、上海でもいっそう手軽な、近場で品質がよく、経済的な旅行計画が売り出されている。 　

  また、于局長は「上海市はオンライン文化体験ツアーの三ヵ年計画を策定中である。三年かけて業界を超えた世界一流のオンラインツアー企業を作りたい。上海をオンライン上での国際的大都会と世界有数の旅行都市にしたいと考えている」と期待を述べた。

（編集：実習生范応良）