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自動運転タクシーが上海市に登場 ICVの運用テスト開始

2020年 6月 30日16:51 提供:東方網 編集者:範易成

 東方網30日付:中国配車サービス大手の「滴滴」が、このほど上海で自動運転タクシーのサービスを開始したことを発表した。

自動運転車両(ICV:インテリジェント·コネクテッド車両)は現在、交通法規などの規定により、走行の安全性を保証するために指定場所で乗降車する必要がある。そのため自動運転技術を手掛ける滴滴の子会社によると、このサービスを利用したい場合には、利用者はまず同社のスマートフォンアプリで申し込みを行う必要がある。申し込んだあと、移動ルートの起点と終点がいずれも自動運転の運行範囲内であれば、付近の空車を呼び出すことができるという。

 自動運転車両は今回突然登場したわけではない。上海では2016年6月に、国内初のICVテストエリアを上海国際汽車城に開設した。そしてここ数年、「滴滴」を含む国内外の関連企業約100社が、このICVテストエリアで自社のサービスや技術の試験を行ってきた。


 今回の試験運用は、ICV技術の上海での大規模化試験でもある。そのため政府の要請に基づき「安全員」を同乗させ、乗客や歩行者などの安全を保障する。安全員は突発事態に対応し、緊急時にはハンドルを操作する。このほか滴滴は安全運行センターを設け、車両の走行状況をリアルタイムで監視する。必要な時には遠隔支援も行うとのことだ。

(編集:f)