ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 上海

上海天文館が竣工 2021年に開館

2020年 6月 24日14:04 提供:東方網 編集者:曹俊

 このほど、上海天文館(上海科技館分館)の工事が竣工し、無事検収も終了した。今は来年の開館に向けて、展示の具体的デザインと内装施工の重要な段階に入っている。

 上海天文館は地下鉄16号線の滴水湖駅から700メートルの場所にある。敷地面積5.9万平方メートル、建築面積3.8万平方メートルの広さを誇る。メインの建物をはじめ、青少年観測基地、大衆天文台、魔力太陽タワーなどの付属施設があり、完成後は世界で建築面積が最大の天文館になる見込みだ。

 同館の独特なデザインは天文学のコンセプトを表現すると同時に、天体の軌道周期をなぞった形となっている。すべての建築が一つの天体儀となって、地球と月と太陽の宇宙での運行軌道を追跡できる。また、中国の元宵節、中秋節、冬至、夏至などの特別な日には、特定の光が地面にあるマークと重なった時に特別な時報を告げるなどの様々な形式で建築の内外で展示が行われる。博物館の建物自体が人間と宇宙をつなげるツールとなることで、来館者はこれまでにはない画期的な体験を得ることができるだろう。

 天文館では、可視化データ、AR、VR、生物学的認識システム、AIなどの先進技術を駆使して、天文学の知識が理解できるように工夫されている。シミュレーションシーンの高い場所に身を置けば宇宙空間の環境を体験できるし、天文デジタル実験室では先端研究に触れることもできる。

(編集:曹 俊)