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新インフラ+新経済 専門家らが上海都市発展の新方向を解読

2020年 6月 4日13:08 提供:東方網 編集者:曹俊

 新型コロナと戦う最前線の中国湖北では、医師たちのストレスを少しでも緩和しようと、中国国際AI企業のセンスタイムが自主研究開発したSenseCare肺部AI知能分析製品を用い、前線にある数十の病院と後方の病院数カ所を遠隔操作でつなげてサポートした。この製品は数秒で定量分析を完成し、疑いのあるケースを自動的に検査できる。同社はさらに、北京、上海、深センなど都市の一部の地下鉄駅やキャンパス、コミュニティーにもAI無感温度測定を部署し、AI技術を活用した防疫を実行した。このように新型肺炎の発生も中国のAI発展を促進する一つの原動力となったと言える。

 AIは新インフラの七大部分のひとつである。2019年以降、5Gの商用化が大規模に進むにつれて新インフラもその発展段階を迎えており、新型コロナの発生も各種インフラの促進にプラスの影響を与えた。3日、上海市人民政府新聞弁公室の主催、上海交通大学と上海社会科学院の協力により、「新インフラ、オンライン経済と上海都市未来発展」メディアサロンが専門家を招いて開かれた。会では様々な見解と最新の研究成果が発表され、上海イノベーションセンターの建設や都市管理能力の向上に知識が提供された。国内外から共同社、東京新聞など、20数社が参加した。

 「新しいインフラの整備は、新しい経済の発展をもたらす」。上海交通大学安泰経済と管理学院の陳憲教授は、このように新経済のコンセプトを説明した。それは1990年代にアメリカで始まったオンライン教育、eコマース、オンライン医療などの新興産業を指している。陳教授は疫病流行後のオンライン新経済の成長見込みに関する三つの理由を述べた。それは、1)大きなニーズがあること、2)デジタル経済産業がニーズへの供給力を提供すること、3)革新的イノベーションが新経済発展の全面加速を促すこと、である。

 上海交通大学人工知能研究院副院長の宋海濤氏は上海の人的インテリジェンス発展の特長について、以下のように見解を述べた。上海には農業、製造業からエネルギー、物流に至るまで、トップ企業、ユニコーン企業、代表的な企業が存在している。これは産業の基礎を持っていることを意味し、これによる地域的なメリット、企業発展環境と資本市場のプラットホームで、多くの起業企業を誘致している。

 さらに、オンライン新経済が「豊かな鉱脈」であることについて、上海社会科学院政治と公共管理研究所研究員の汪懌氏が、オンライン新経済と起業·就職の関係を分析。ライブコマースを例にして、オンライン新経済人々に就職チャンス、新しい仕事の形と新しい発展空間をもたらしたと述べた。