ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 上海

景気回復へ 上海の「KYOTO HOUSE」の売上げが上昇

2020年 6月 1日17:33 提供:東方網 編集者:範易成

  オンライン酒推薦会、ライブコマース、「五一」ショッピング祭など、販促イベントを次々と展開している中国·上海であるが、これらの効果もあり、景気が少しずつ回復している。バンドのBFC外灘金融中心店にある「KYOTO HOUSE」でも来客が増えて、売上げも上昇しつつある。

  「KYOTO HOUSE」は京都府と上海復星(FOSUN)の提携によるアンテナショップで、去年12月19日に開店した。

  店内には、中国のインバウンド顧客に人気を博す「メード·イン·京都」の伝統工芸品をはじめ、日用品や食料品がずらりと並んでいる。小売り販売(BtoC)のみならず、FOSUNグループ企業などに卸売り(BtoB)する際のビジネス拠点としても活用されている。


  今年突然の新型コロナウイルスの感染拡大は、開業したばかりの「KYOTO HOUSE」にとっても大きなチャレンジとなった。新品が輸入できなくなり、売り上げも落ち込んだため、影響を最小限に抑えるためのさまざまな積極的な策が講じられた。

  スタッフによると、上海全市が経済活動を再開した後、「KYOTO HOUSE」はいろいろな販促イベントを行った。例えば、各プラットフォームでライブコマースを行って商品を紹介したり、国内のブランドと協力して新しい商品を導入したり、オンライン酒推薦会を開催したりした。

  メーデー連休期間中に上海市の呼びかけで行われた「五五購物節」では、「KYOTO HOUSE」が入っているBFCでも各種の販売促進活動が行われた。この結果、5月前半のBFCの売上高は前月比36%増加し、同期比で80%増となった。顧客数も前月比30%増、同期比68%増を記録した。


  「KYOTO HOUSE」も日本製のマスクを自分で好きにアレンジできるコーナーを設けて顧客を引き付けた。スタッフは、「売上げの回復は予想以上の速さです。今は毎月3割のペースで回復しています」と述べた。

  店では今後、京都の職人を招いて伝統技術や文化の交流会を開催することも計画している。

(編集:f)