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上海新世界大丸百貨店が1日で1.71億元を売上げる その理由は?

2020年 5月 25日17:27 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海新世界有限公司と日本の大丸松坂屋百貨店などが業務提携で運営している上海新世界大丸百貨店では、5月に入ってから2回連続で販促イベントを開催し、売上げを急激に伸ばした。

 メーデー連休期間中、上海市では政府の呼びかけで「五五購物節」というショッピング祭が行われた。上海新世界大丸百貨店はこのイベントで、ネットで500元購入すれば1100元分の買い物ができる商品券を販売。すると用意した1万セットが十数分ほどであっという間に売り切れてしまったため、さらに追加して合計で1万6000セットを販売した。そして店舗にはネットで購入した商品券を使おうと大勢の客が訪れ、最大で5時間待の行列ができたという。こうして5月1日からのわずか五日間で、上海新世界大丸百貨店の売上高は6069.5万元(約9.1億円)に達し、前年比65.51%増となった。

 さらに、上海新世界大丸百貨店では、5月16日にも開店記念日を祝う販促イベントを開催。この日の売上げは、前年比23.02%増の1.71億元(約25億円)に達した。

 新型コロナウイルスの影響で、百貨店業界も大きな直撃を受けていた。観光客の多い南京東路に位置する上海新世界大丸百貨店はもともと優れた立地を持っているが、新型コロナの感染拡大をうけて顧客が激減した。そういう状態から立ち直るためには、上海の百貨店の中に一番多くの化粧品·コスメブランドの販売コーナーを持つ新世界大丸百貨店では、自店の強みを利用し、化粧品·コスメを中心に2回の販促イベントを行った。メーデー5連休の売上高の中に、化粧品·コスメの売上は3479万元で全体の約6割を占めていた。