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マスクによる肌トラブルをどうしよう?皮膚科医に聞く

2020年 5月 14日9:48 提供:東方網 編集者:王笑陽

 夏に向かってだんだん気温が上昇するこの季節であるが、新型コロナウイルス対策でマスクは手放せない。しかし、これによるニキビや肌荒れなどの肌トラブルに悩んでいる人も多いはずだ。上海中医薬大学付属岳陽中西医結合病院の皮膚科医にその対処法を教えてもらった。

 マスクを長時間着用することで赤みや痒みが発生したらどうする?

 皮膚科医の李福倫先生によると、こういう症状は「マスクかぶれ」と呼ばれる。長時間のマスク着用により肌がダメージを受けることで炎症が生じ、紅斑や吹き出物ができて痒みを伴う。マスクの中の蒸れた状態は、紅斑が発生する原因とされる。「定期的にマスクを外し、ウェットテッシュで拭き取る」ことがお勧めだ。そして、痒みは基本的にマスクの素材によるアレルギー症状であり、違う素材のマスクに換えたり、マスクの内側にガーゼを挟むことで痒みを軽減できるはずだ。

 メイクをしたままマスクをつけてアレルギー症状が出たらどうする?

 皮膚科医の郭冬婕先生は、この場合には、まずアレルギーの原因、つまりマスクの素材によるアレルギーか、メイクによるアレルギーかを調べるようアドバイスする。必要なら皮膚科で検査を受けるのもいい。夏の上海はそもそも温度と湿度が高いが、メイクをすると汗をかきにくくなる。さらにマスクを長時間着用すると、皮脂や汗などをうまく排出できず、それがメイク製品の成分と混ざって炎症を起こしやすくなる。だから、皮膚炎がある時にはできるかぎりメイクをしないほうがいい。仕事の関係でどうしてもメイクが必要な場合は、なるべくメイクの時間を短くする工夫が大切だ。