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2020年 5月 12日16:53 提供:東方網 編集者:曹俊
4月17日、フランスのスキンケアブランド·フレッシュが、初めて新世界大丸百貨のライブコマースに出品した。百貨店側が2割引の優待を実施し、ブランド側もおまけをつけたことで多くの買い物客を引き付け、わずか2時間で成約金額は3月分売上の約半分に達した。
ライブコマースでの販売は、業者にビジネスチャンスをもたらしている。新型コロナの流行後、南京東路にある新世界大丸百貨店では2月の客の入りが72%減少、売上げは80%ダウンした。この状況に直面して、伝統的な大丸百貨店では新戦略を検討。同社では当初、新型コロナの前の2月か3月にライブコマースチームを立ち上げる計画であったが、それを繰り上げて実行した。
同社のPRとeビジネス管理部マネージャーを担当する馬牧氏によると、同社では、ライブコマースチームの立ち上げ、プロのキャスターの招請、新世界大丸百貨のライブコマースプラットホームの構築、オンライン放送に対する業者の協力といった様々なことを、わずか5週間で完成させたという。そして60以上のブランドをライブコマースで紹介することで、91万人の視聴者を獲得して560万に近い販売額を達成した。
ライブコマースがもたらしたのはこれら以外にも、影響力の拡大がある。ライブコマースを通じて、ウィチャットの40万人のファンをブランド側に引き寄せ、ブランド側でもウィチャットグループを立ち上げることができた。中には、11のファングループを立ち上げて、新しいメンバー2000人を獲得したブランドもある。
3ヶ月の試行を経て、同社はメーデー連休で大きな手ごたえを感じている。オンラインで優待券を購入してもらいオフラインで消費する販売モデルで、同社の「五五ショッピング祭」での売上げは6000万元を超え、昨年同期比で65.5%伸びた。オンラインとオフラインの連動は、新型コロナ期の苦境を救うものになったと同時に、リアル百貨店での新たなモデルチェンジケースとも言えるだろう。
(編集:曹 俊 写真:kankan news)