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上海市は飲食業で「取り分け制」を推進

2020年 4月 30日16:20 提供:東方網 編集者:王笑陽

 新型コロナウイルスによる感染症の影響で、飲食店の衛生管理に対する要求が高まっている。上海市は現在、大皿料理を1人1人に分ける、いわゆる「取り分け制(中国語:分餐制)」を推進していて、飲食店に取り分け用のスプーンや箸を用意するよう呼びかけている。

 上海市商務委員会と市場監管局は、4月29日、「飲食業における取り分け制の推進に関する規程(餐飲服務单位分餐制管理規範)」を発表した。「規程」は、飲食業者に取り分け用のスプーンや箸の用意を要求するほか、取り分けサービスを提供する(客に代わって店員などが料理の取り分けを行う)際の人員、食器、手順などについても定めている。

 ある調査によると、92%の上海市民が取り分け制に賛成し、30%の飲食店はすでに取り分け制を実行している。飲食業関係者によると、新型コロナウイルスの感染拡大で人々が外食を自粛するようになり、飲食業は大きな痛手を受けた。取り分け制の実行は、客の健康と安全を確保する上である程度不安を解消でき、業界の景気回復に役立つと思われている。