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在上海多国籍企業職場復帰ケース

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家政婦が上海に戻る 8割以上の紹介所が赤字脱却

2020年 4月 29日17:05 提供:東方網 編集者:王笑陽

 新型コロナにより大きな影響を受けた家事代行業だが、最近、回復の兆しが見えている。家政婦が復帰するにつれて、上海市の8割以上の家政婦紹介所が赤字経営を脱し、正常な軌道に戻っている。

 市内の家政婦紹介所の一つである普安家政では、新型コロナの影響で今年2月の業績はゼロ。3月に営業を再開したが、毎日の売上はわずか100元から200元程度だった。しかし、4月下旬から状況が改善し始め、赤字が止まったばかりでなく、利益も得られるようになってきた。スタッフの一人は取材に応じて、「家賃や人件費、水道光熱費など合わせると、月の支出は1.5万元にもなるので大変です。でもこの一週間は毎日の売上が500元を超えていて、特にこの2、3日は千元にもなりました。経営状況は日に日に改善して、閉店の心配をしなくてよくなりました」と述べた。

 中国各地で新型コロナの流行は収束に向かっているので、地方から上海に戻る家政婦の数もどんどん多くなっている。別な紹介所である潔輪家政の話では、1ヶ月前には1日10人未満しか家政婦が戻らなかったが、この2、3日は20人以上に達している。上海で仕事を探したい同郷の人を連れて戻ってきた人もいるとのことだ。

 あるデータによると、家政婦の収入も新型コロナ流行前の水準に戻ったこともわかった。しかし、市場はまだ回復途上期にあるため、近いうちに収入が上がる可能性は低いと見られている。