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在上海多国籍企業職場復帰ケース

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武漢が2ヶ月半ぶりに封鎖解除 初日に2千人以上が上海に

2020年 4月 9日16:11 提供:東方網 編集者:王笑陽

 武漢市では8日午前0時、76日間にわたった都市封鎖が解除された。高速鉄道や道路の利用が可能となり、航空会社も運航を始めた。解除当日、武漢発上海着の列車は17便、飛行機は5便運航され、約2500人が職場復帰や家族に会うため上海に移動してきた。

 東方航空は8日当日、武漢発上海着の飛行機を3便運航した。いずれも民航局の要求によって搭乗率を75%以下に控え、第1便のMU2507は、100人の乗客を載せて12時ごろ虹橋空港へ到着した。空港には彼らの帰りを待ちかねていた家族や同僚などが出迎えた。

 その一人の張さんは、新型コロナウイルス感染症の治療薬を開発するために武漢に赴いた同僚を迎えに来たという。「私の他にも数人の同僚が、会社からの指示で迎えに来たんです」と言った。

 ずっと出口の方向を見つめていたのは楊さん夫婦だ。7歳の娘と一刻も早く会いたいと落ち着きのない様子だった。娘は春節を故郷の武漢で過ごすため、彼らより一足先に祖父母と帰ったが、そのあとに武漢市がロックダウンになったのだ。ようやく娘が出て来て互いの姿を認めた時、2ヶ月半ぶりに会う母と娘は駆け寄って抱きしめ合った。

 乗客の陳さんは、ゴーグルとマスクをつけて防護服も着ていた。メディア取材に対しては、「非常に感動した。国の助けで乗り越えてきて、これまでよく生きてこられました」と述べた。

 東方航空の関係者によると、新型コロナ感染予防対策として、機内の空気フィルターを取り替えて、体温測定などの措置も実施しているということだ。