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新型コロナ予防について上海の専門医が海外留学生の質問に回答

2020年 4月 3日16:48 提供:東方網 編集者:王笑陽

 外交部によると、中国の海外留学生総数は160万人で、現在142万人がまだ国外のさまざまな国と地域に点在している。そして国外での新型コロナの流行がますます激しくなるにつれて、国内では留学生の健康安全への懸念が高まっている。そのため4月2日、上海の感染病専門医は、海外の華僑華人や留学生とビデオ会議を開き、新型コロナ予防についての様々な質問に答えた。


健康·安全を守る秘訣:マスク着用、手洗い、外出しない

 一部の国·地域ではマスクをつける習慣はなく、他人にマスクを強制的に着用させる方法もない。そのため、専門医は留学生に対して、人の多いところに行く時にはマスクを着用する方がいいと強く勧めた。そして、手洗いの徹底と外出しないことも重要で、この3点をちゃんと守っていれば、自分の健康と安全を守ることができるはずだ。

 留学生からの、「スーパーから買ったものや買い物袋に消毒液などをスプレーする必要はありませんか」という質問に対して、上海華山病院感染科の張文宏主任は、「特に効果がないと思います。外出から帰ってきたとき、手を洗うのが何よりです」と答えた。


熱がある時にお粥だけではだめ

 病気で発熱して食欲がなくなった場合には、お粥を食べるのがいいと思い込んでいる中国人は少なくない。しかし、実はこういう考え方は間違っているという。病気だからこそ栄養を取ることが大事だ。張主任によると、海外から帰ってきて上海で治療を受けた重症例の中に、旅行中に何も食べずに、隔離観察期間中にもちゃんと食事を取らなかった人がいるという。もし発熱して自宅で療養する場合には、牛乳、卵、肉など栄養価の高いものをできるだけ多く食べるほうが正解だ、とアドバイスした。


国外に薬を送るのはまず医師に聞いてから

 留学中の子供を心配して、中国から薬を郵送しようとする親がいるそうだ。残念ながら、こういう考え方もやめたほうがいい。「現地の医師に任せて」と、張主任は勧める。もしどうしても心配なら、国内の多くの病院では新型コロナの流行をうけてオンライン問診を始めたので、薬を飲むとか病院で治療を受ける必要があるかについては、ネットを通じて国内の医師に尋ねることができる。