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上海のコンテンツ企業 モデルチェンジなどを加速

2020年 4月 2日17:27 提供:東方網 編集者:範易成

  本格的な春の訪れにつれて、上海における各業界では活力がだんだん回復して来ている。この冬、疫病の影響をうけて困難に直面していた上海の中小企業は、流行の只中にあってもモデルチェンジなどを加速し、新しい発展の道を探す努力を重ねた。

  上海市松江区にある上海左袋文化伝播有限公司(以下「左袋創意」)は、2012年に創立されたオリジナルコンテンツ会社だ。主にアニメシリーズ、アニメ映画、芸術短編、絵本、漫画などを制作している。

 新型肺炎の流行初期、左袋創意は他の中小企業と同様に、経営や流動資金などで大きな圧力に直面していた。しかし3月に、区政府からコンテンツ産業に対して迅速に数十万の支援金が与えられたことで、左袋創意の危機はようやく緩和された。創始者である于新は、「政府から支援金をもらって本当に助かりました。それに、税金優遇策や家賃免除などの政策によってたくさんの金が節約できました」と述べた。

 しかし、コロナウイルスの影響で様々な映画祭やテレビ祭が中止となり、アニメ関係の国際取引プラットフォームも閉じてしまったことで、会社の海外業務は大きな影響をうけた。そこでどのようにモデルチェンジし、経営を救うのかが重要な課題になった。

 左袋創意は長い時間がかかる作品の開発を一時的に中止し、製作周期が短い作品を開発し始めた。例えば、この間全国の子供たちが家でインターネットを通じて勉強したことに特化して、教育に関わるコンテンツを制作。娯楽性を持たせつつ、自然科学などにフォーカスした番組などを数多く制作した。

 「疾病の流行という危機でもチャンスはあります。コンテンツ会社として、ユーザーのニーズに合わせて速やかに内容をアップグレードし、できるだけ利益を獲得できる道を探すのが大切なのです」と于新は語った。

(編集:f)