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清明節の墓参り、今年は予約制に

2020年 3月 20日16:33 提供:東方網 編集者:王笑陽

 今年の清明節は4月4日だ。中国にはこの前後に墓参りをし、先祖を供養する風習がある。しかし、今年は新型コロナウイルス感染症がまだ終息していないことから、墓地に人が集まって感染リスクが高まるのを抑えるため、上海では墓参の予約制が導入されたほか、「ネット墓参り」も勧められている。

 上海市の各墓地は、3月28日から4月12日までの間、墓地への入場を予約制とし、1日当たりの墓参りの人数に上限を設けた。予約は3月26日8時から、各墓地のウィチャット公式アカウントで行う。予約が取れたら4人まで連れて行くことができる。さらに敷地に入る時は、予約番号と「随申碼(健康状態や情報を登録したQRコード)」の提示やマスク着用、体温測定も義務付けている。

 多くの墓地は、霊園の管理人が代理で墓を清掃したり献花したりする代行サービスも提供している。清掃や献花の過程は、ネットを通じて依頼者にライブ放送することも可能だ。このほか、ネット上に設けられた架空の墓に花などを捧げるというネット墓参りも勧められている。