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上海

上海の空港に入国した日本人青年がパスポートの要隔離のシールをはがす

2020年3月18日 17:24
 提供:東方網 編集者:範易成

  東方網18日付:上海市は現在、海外からの新型コロナウイルスの輸入を阻止するため、隔離措置を厳しく実施している。このほど、中国に入国したある日本人の青年が、上海の空港に設けられている滞在予定の長寧区登録所で、検疫係員から「入国時にパスポートに貼付されるはずのシールがない」との指摘を受けた。

  上海市は現在、入国手続き時に健康調査票の提出を義務付けると同時に、出発地ごとに「問題なし」の緑、「隔離の必要性あり」の黄色、「確定患者」の赤のいずれかがパスポートの表紙に貼付されることとなっている。

  しかしこの青年は係員の質問に対して、「体温に異常はない。黄色のシールがないということは防疫重点国から来たわけではないので、自分は隔離の必要がない」などと主張したという。係員は彼が日本(要隔離の国)から来たことを知っていたため、青年を入国審査官に引き渡して再調査させた。

  調査の結果、隔離措置を逃れようと入国審査通過後に黄色のシールを勝手にはがしていたことが判明した。結局この青年は、1時間に及ぶ調査を受けた後、再び同区の登録所での手続きを経て、規定に基づき自宅隔離措置を取られることになった。

  最新の措置では、上海に到着する前の14日間に、韓国、イタリア、イラン、日本、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカ、イギリス、スイス、スウェーデン、ベルギー、ノルウェー、オランダ、デンマーク、オーストリアなど16ヵ国への渡航歴がある人は、14日間自宅又は指定施設で隔離する必要がある。

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