ようこそ、中国上海!
海上会客庁

Home >> 新着 >> 上海

3月17日プレスリリース

2020年 3月 18日11:12 提供:上海市人民政府外事弁公室 編集者:王笑陽

 一、症例状況:

 3月16日0時から24時にかけて、出入境協働予防コントロールメカニズムを通して、3例の新型コロナウイルス肺炎国外伝染確定症例が報告された。3月16日24時現在、累計20例の国外伝染確定症例が報告されており、尚44例の国外伝染疑い症例が検査中である。

 3例の新型コロナウイルス肺炎国外伝染確定症例の状況は以下のとおりである。

 症例1は中国江蘇省戸籍、スペインで生活していて、3月12日にスペインのバルセロナを出発、ロシアのモスクワで乗り換え、3月14日に上海浦東国際空港に到着、到着後直ちに隔離観察となった。当日夜に症状が現れ、その疫学行動歴、臨床症状、実験室検査結果と医学画像検査等を総合的に判断した結果、確定症例と診断された。

 症例2は中国浙江省戸籍、イタリアで生活していて、3月11日にイタリアのミラノを出発、ドイツのフランクフルトで乗り換え、3月12日に上海浦東国際空港に到着、到着後直ちに隔離観察となった。3月14日に症状が現れ、その疫学行動歴、臨床症状、実験室検査結果と医学画像検査等を総合的に判断した結果、確定症例と診断された。

 症例3はアメリカ国籍、アメリカで生活していて、3月9日にアメリカのロサンゼルスを出発、台北で乗り換え、3月10日に上海浦東国際空港に到着、到着後直ちに隔離観察となった。3月15日に症状が現れ、その疫学行動歴、臨床症状、実験室検査結果と医学画像検査等を総合的に判断した結果、確定症例と診断された。

 この3例の国外伝染確定症例はいずれも指定医療機関に転院搬送され、治療を受けている。追跡判明されたそれぞれの同便濃厚接触者は合わせて40例、いずれも集中隔離観察が実施されている。


 3月16日0時から24時にかけて、上海市では新型コロナウイルス肺炎新規地元確定症例はなかった。3月16日24時現在、累計338例の地元確定症例が報告されており、尚14例の地元疑い症例が検査中である。

 3月16日0時から24時にかけて、新たに治癒·退院1例(かつての危篤患者で、学科を超えた専門家チームの治療により治癒できた)である。3月16日24時現在、累計治癒·退院325例、死亡3例となる。現在、入院治療中の確定患者は30例(うち国外伝染症例20例)、そのうち病状が安定しているのは21例、重症1例、危篤8例となる。


 改めて以下の内容を強調したい。

 2月7日、上海市人民代表大会常務委員会は『目下の新型コロナウイルス感染による肺炎の感染予防コントロール活動の全力遂行に関する上海市人民代表大会常務委員会の決定』(以下『決定』と略す)を可決した。『決定』の第十一条には次のような規定がある。「病歴·重点地域渡航歴·患者又は疑われる患者との接触歴の隠蔽や、隔離医学観察の逃避等の行為がある個人に対して、法に基づき関連の法的責任を厳格に追究するほか、関係部門は国家と当市の規定に基づき、その信用喪失情報を当市の公共信用情報プラットフォームにまとめた上、法に基づき懲戒措置を取るべきである。」

 3月16日、最高人民法院、最高人民検察院、公安部、司法部、税関総署は共同で『国境衛生検疫活動を一層強化し、法に基づき国境衛生検疫違法犯罪を罰することに関する意見』を発表した。その意見によると、検疫伝染病感染者または、感染の疑いがある者が隔離を拒否したり、如実に健康申告カードを記入·報告しなかったりする場合、国境衛生検疫妨害罪に問われ、処罰されることがあるという。


 二、治療状況:

 引き続き発熱外来管理を強化し、当市の新型コロナウイルス肺炎確定患者の治療を最善に行っている。

 「感染予防コントロールと日常診療を両方とも確実に」という原則を堅持し、継続的にプロセスの最適化とサービスの向上に注力し、感染予防コントロールの徹底を確保したうえで、秩序正しく日常医療サービスを展開し、市民の正常な受診ニーズにできるだけ応えていくようにと、各レベルの医療機関に指示している。


 三、予防コントロール措置:

 市衛生健康委員会は『感染予防コントロール市民メンタルケア18問』2.0バージョンを発表し、市民向けの心理支援サービスを一層進めている。

 市交通法執行総隊は当市の省·市間旅客バス定期便の運行再開に対する法執行検査を一層強化し、当市に入る道路検査所で運行再開した長江デルタ地域内省·市間旅客バス定期便の全車両に対して厳格に検査を行っている。市郵政管理局は感染予防コントロール期間中の当市郵政速達集配所作業規範を改定し、業界の業務·生産再開を支援している。