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上海博物館が営業再開 「唐招提寺展」は4月まで会期延長

2020年 3月 13日9:27 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海博物館は13日、49日ぶりに営業を再開した。入場者に対しては、体温測定、マスク着用のほか、オンライン予約、観光許容時間指定、入場制限などのさまざまな感染予防策が行われている。再開初日は入場者数が2000人に限られていたが、予約ですぐ満員となった。

13日朝、入館を待つ人々

 一人目の入館者の李さんは、朝8時に早々と入口に並んだ。仕事は客室乗務員だが、まだ職場に復帰していないということだ。「今年一番見たいのは唐招提寺展です。もうすぐ閉幕するらしくて焦っていました。この半月ずっと家に引きこもっていたので、上海博物館が今日開館すると聞いてすぐに予約して駆けつけて来ました。来場者の皆さんがお互いに距離を取って並び、マスクもちゃんと着用しているのを見て安心しました」と笑った。

体温を測る来場者

入場するには予約コードを提示しなければならない

 上海博物館によると、営業再開の初めのうち、青銅器、陶磁器、書道、絵画などの7つの常設展は一般公開するが、彫像や家具、少数民族工芸品などはほとんど保護ガラスがないため、しばらく公開しないことを決めた。楊志剛館長は、「来場者が触れるところはすべて1日3回消毒します」と述べた。

 また、奈良の唐招提寺が所蔵する鑑真和上に関する文化財や、東山魁夷が描いた障壁画などを展示する特別展の「唐招提寺展」は、本来2月16日に閉幕する予定だったのを4月5日まで延期することも明らかにされた。新型肺炎の流行期間中、日本が中国に大量の医療物資や義援金を寄付したことは、多くの中国人を感動させた。このため、中日友好を語った当展をわざわざ見に来る来場者は特に多いということだ。