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12日に上海で新たな感染者2人 海外からの帰国者

2020年 3月 13日16:16 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海市衛生健康委員会によると、3月12日、上海市で新たに二人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。二人とも海外からの帰国者である。

 その中の一人は広東省出身で、アメリカに滞在していた。9日にニューヨークを出発し、香港経由で翌日、上海虹橋空港に到着した。入国したあと家族が運転する車で自宅に帰って待機し、外出はしなかった。12日に症状が出ていたため救急車で医療機関に搬送され、感染が確認された。

 もう一人は浙江省出身で、イタリアに滞在していた。イタリアのボローニャからロシアのモスクワ経由で11日に上海浦東国際空港に到着したが、すでに症状が出ていたので入国したあとすぐに指定医療機関に移動し、感染が確認された。

 これで上海では、海外から入国したあとに感染が確認されたのは、あわせて8人となった。内訳はイランからの人が4人、イタリアからの人が3人、アメリカからの人が1人である。

 いっぽうで朗報もある。復旦大学付属児科医院では新型コロナウイルス感染者だった10歳の兄と1歳10ヶ月の妹の2人が、治療をうけてウイルス検査の結果が陰性になり、13日午前に退院した。これで上海の子供の感染者はすべて治癒して退院した。

治療中の子供を喜ばせようと防護服にトムとジェリーを描く医者(写真は新民晩報より)