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第3回輸入博の初出展者リストを繰上げ発表

2020年 3月 13日15:55 提供:東方網 編集者:曹俊

  半月前にネット上で初めて契約成立したのに次いで、輸入博は今回初めて、「資本誘致しながらのドッキング」を実行した。12日、第3回中国国際輸入博覧会に出展する最初の143社のリストが正式に発表されたが、これらは同時に中国各省·市にある取引企業にも送られ、出展業者と仕入れ業者のドッキングを支援している。

 これまで輸入博に出展する企業のリストは、資本誘致が終わってから発表されていた。しかし今年は、このリストを約1ヶ月繰り上げて発表したことになる。

 今回発表の143社のうち、世界トップ500の企業は4割近くを占める。また半数以上が業界のトップ企業で、これらの企業は合わせて120社以上となる。展示面積については、143社の出展面積が10万平方メートルを超えた。さらに、600平方メートル以上のブースに調印した企業は、60社以上となった。これらはアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国と地域の企業で、サービス貿易、自動車、装備、消費品、医療、食品などの幅広い業種からの参加だ。

 リストが繰上げて発表されたことで、出展業者はより早く市場へ布石を打つことができる。ロシュ·ダイアグノスティックス株式会社中国の姚国樑総経理は、リストが繰り上げて発表されたのでより多くのパートナーを知ることができる、と述べた。また、アモーレパシフィック中国の高祥欽総裁は、資本誘致しながらドッキングすることで出展者と仕入れ業者が早期に意思疎通ができ、展示会前に十分に準備できると述べた。パナソニック·中国北東亜の趙炳弟副総裁は、繰上げてのリスト発表は、出展企業が新型肺炎の流行期間でも、輸入博と中国市場への自信を示すことに繋がったと述べた。

  そしてこれは、仕入れ業者にとっても有利といえる。東方航空輸出入有限公司総経理補助、仕入れ事業部総経理、東方航空グループ輸入博取引活動組組長の張菁女史によると、出展業者の展示情報は仕入れ業者が非常に注目しているものなので、一番最初に仕入れ業者に関連情報を提供してくれると、出展業者とのドッキング、申し込み登録、展示への参与、取引の成約などに有利だと語る。さらに、中国遠洋海運集団有限公司運営管理本部の孟曄副総経理によると、情報が繰り上げて提供されることで、仕入れ業者とパートナーとの意思疎通ができ、輸入博の国際仕入れプラットホームの効き目がより発揮され、対外貿易の安定にも役立つという。

 リストの繰り上げ発表の意義はこれだけに限らない。輸入博資本誘致処の王宏偉処長によると、展示業者の商品情報が繰上げて発表されると、輸入博の「オーバーフロー効果」を継続的に拡大することができる。各地の関係部門により多くの資本誘致、交流協力の潜在的なチャンスを提供し、関係部門がビジネス環境のPR·投資政策のPRも展開でき、対外貿易の安定にも助力できるという。

 第3回輸入博の資本誘致も順調に行われており、前回、前々回よりも速く進んでいる。これまでに第3回輸入博の企業商業展に申し込んだ企業は1000社を超え、調印した面積は企画面積の半分を超えた。国家会展中心(上海)輸入博展覧部総経理補助の王斌傑氏によると、第3回輸入博にはサービス貿易、自動車、消費品、技術装備、医療器械と医薬保健、食品と農産品という六つの展示エリアが設けられ、技術と装備、消費品とインテリジェント生活、食品と農産品、サービスと健康という四つの部分に分けられる。 今回は老人福祉·リハビリ、エネルギー化学工業、省エネ、公共衛生防疫、家庭衛生と個人ケア、有機食品、前包装食品、インテリジェント外出、非銀行金融サービスなどの新しい分野も設けられる。

 現在、第3回輸入博はインターネット技術を利用してネット上で調印を行ったり、公式サイト、ウィチャット、テレビ、映像会議などで企業と交流し、各企業にサービスを提供している。これらの技術を駆使することで第3回輸入博は準備活動を着々と進め、展示会の成功を保障していると言えよう。

(曹 俊)